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VIVOギャラリー 「陽光」
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なかまたち 「レイハワイアンズ」
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新たな生きがい発見 なかまが集って趣味に興じる。そこに新たな生きがいを見出した人々の笑顔は何ものにもかえがたい。そんな「なかまたち」の活動を紹介する。多少の自慢話も混じえて。
ウクレレの音色に惹かれて レイハワイアンズ
羽島市にハワイアンバンドがある。その名も「レイハワイアンズ」。練習場ではアロハシャツ姿の男性と今にもフラ(日本で一般的に呼ばれているフラダンス。正しくはフラなのだそうだ)を踊りだしそうなムームーをまとった女性たちが演奏の練習に余念がない。そこに流れるハワイアン独特のゆったりしたメロディー、ウクレレ、ギターの音色、響き渡るすばらしい歌声はまさに常夏のハワイを思わせる。心地よいリズムの中、リーダーの岡田茂さん(54)が、バンドの成り立ちを穏やかな口調で話し始めた。平成15年に結成されたこのバンドは、そもそも現メンバーの一人にウクレレを習いたいと持ちかけられたことから始まる。仲間を募ってもらい、まずウクレレ教室が開かれた。ウクレレだけでは飽き足りなくなり、フラダンス教室とも歩調をあわせて、ついにハワイアンバンドの誕生となる。現在のメンバーは10名。平均年齢50歳で、羽島市の住民が中心だが、お隣りの愛知県から通う人もおり、地域にこだわらず広く参加者を求めている。結成して三か月で市民病院の院内コンサートへのお声がかかり、以来市や商工会のイベント、竹鼻商店街(一葉亭)ミニコンサートなど10回を越える発表の場を持ってきた。「今後はもっと技術を磨き、施設などでの癒しコンサートを開いていきたい」と、抱負を語る。
夢は真冬のハワイアンフェア
そのためにも、メンバー全員で本場ハワイに行くこと。「直に音楽、環境に触れることで、自分たちのハワイアンの質を高めたい」。そして、その集大成として〔真冬のハワイアンフェア〕を開催することが、岡田さんが仲間とともに抱く夢。「県下、県外のバンド、フラのグループが一堂に集い、真冬にハワイを実現したい」「ところでハワイを代表するもの三つてわかりますか?」突然の質問に即答できずにいると、「ひとつは、ウクレレを象徴とするハワイアンバンド。そしてフラ。三つ目はハワイアンキルトです」。これらを全部集めての〔真冬のハワイアンフェア〕期待が大きくふくらむ。
レイハワイアンズ 連絡先 Tel.090-9122-8803
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なかまたち 「みんなのマジック かかみがはら」
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こんなところに温泉が うすずみ温泉
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介護 わたしの知りたいこと シリーズ3 「おばあちゃんが転んだ!!」
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VIVOな人々 支援は無限なり 後藤明さん
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それは91年6月の長崎県雲仙普賢岳の噴火。仲間の実家が被害に遭い、みんなで医薬品を送った。思いのほか感謝されたことが、ボランティアにのめり込むきっかけだった。その後、阪神淡路大震災、日本海重油流出事故、東海豪雨などの救援活動に参加し、災害ボランティアとして活動を続けている。国内にとどまらず世界にも目を向ける後藤明さん(50)は、NGO『アジア太平洋子供救済センター・この指とまれ』の代表として、国内のみならずカンボジアの地雷除去、義足支援にも積極的に取り組んでいる。写真家でもある後藤さんは、従軍カメラマンとしてアメリカ軍に帯同し、実際カンボジアの現地に入り、地雷除去作業や地雷被害者、貧民街に暮らす子供たちなどの生々しい現状をフィルムにおさめている。ここまで危険極まりない活動に駆り立てるものは何なのか、しかもボランティアとして…。はたしてキリストにも似た風貌が為せる業なのか。
飢えで死ぬか、地雷で死ぬか。
 カンボジアは30年近く続いた内戦により国内各地は戦場と化し、戦いが終息した今も全土に地雷が800~950万個埋没していると推測される。「地雷が埋まっている畑で農作物を作らずに飢えで死ぬか、生きていくためにその畑で地雷により手足を失うか、命を失うか…」生死を分かつほどの過酷な現状。40分に1人の割合でどこかで誰かが地雷の被害に遭うカンボジア。毎日7、80人もの手足、尊い命までもが奪われている。その被害者の80%は一般市民で、その中には14歳以下の子供たちがなんと四割(年間四万人弱)に達するという。そうした人々に「義足を一つでも多く贈りたい」とアルミ缶回収による支援資金集め、写真パネルによる現状報告会、講演会を行っている。「婦人会、老人会、小・中・高校での写真展示を添えての講演会などでは、その惨状に思わず目を覆い隠す人もいます。そんな人たちも『自分達は現地に行くことはできないけれども…』と、その人たちなりの支援の手を差し伸べる。そんな時、続けていてよかった、これからも頑張らねば」と、勇気づけられます。誰もが今すぐ参加できる支援のひとつがアルミ缶集め。ちなみにアルミ缶は1個1円で換金される。義足は1本5~10万円もし、カンボジアの人にとって高価なもの。膨大な量のアルミ缶を要する。後藤さんたちは「各地へアルミ缶を回収に回るわけにも行きません。それぞれで換金していただけると助かります」若い時は仲間達とレーシングチームをつくり、欧州などのラリーに参戦して楽しんでいたこともあった。あの時の普賢岳への支援が後藤さんの人生を一転させた。「かわいそう、大変そうと言っているだけではなく、本気で動こう」と。
あなたなりにできる支援を 「アジア太平洋子供救済センター・この指とまれ」では、支援者を募っている。 ・被災地の復旧作業及び物資支援、福祉活動 ・世界各地の被災による子供達の飢え、貧困等の救済支援を主な活動とする 支援参加は、2,500円で会員証がわりのTシャツとステッカーを購入すれば、永久支援会員の認定を得られ、活動支援につながる。(サイズはフリー、色柄はおまかせください) 送金先は郵便振替で 00810 - 6 - 118603 備考欄に会員希望と明記。 問い合わせ FAX. 058-392-2284 事務局まで
取材を終えて 「子どもが地雷を踏んで、よかった…」のっけからショッキングな言葉で始まった今回の取材。国内外を問わず駆け回る後藤さんの話は、生々しく悲惨である。しかし、これが現実。特にカンボジアの実態は、衝撃的過ぎて文章にできないもどかしさを感じる。腕が、足が、命が一瞬のうちに吹っ飛ぶ。決してドラマでも映画でもない、紛れもない事実。その話を聞き、写真を見ているうちに、なぜか無性に腹が立ってきた。一体何に腹を立てているのだろう。戦争に?何もできない自分自身に?なにもかにもに「?」がつくばかり。 冒頭の言葉は、『人ひとりを犠牲にして、ようやく一つの地雷を減らすことができてよかった」の意。11~15円のプラスティック製地雷で命を落としてしまう現実。人の命とお金のアンバランス。この落差の大きさに憤りを感じる。 ※Tシャツとステッカーをセットで二名にプレゼント。(16ページをご覧下さい)
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そばの話 第三話 新ソバと年越しソバ 木毎庵 そば専人 梅田 庄一郎
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もうすぐ「新ソバ」の季節です。新米、新ソバ、新ワイン、どれも待ち遠しいものです。旬の限られた期間だけ味わうことができる特別な時空間的な存在だからでしょう。この日を待ちわび、シビレを切らし口にほおばる瞬間を想像すると、ワクワクするものです。ソバは春と秋に採れる穀物ですが、近年は秋一度の収穫をするところが多くなりました。世間では、ソバは荒れた土地がよいといわれますが、荒れすぎてもよくないのです。年二回の収穫を行うと土地が痩せ、おいしいソバにならない、それと良いソバには高値が付き、年一回の収穫で充分採算がとれるからです。秋の収穫期は、早くは北海道の九月から始まり、遅いところは一〇月末までとなります。種蒔きが早いと、土地が熱く焼けて種が腐り、遅ければ霜にやられる。そのタイミングは非常に難しく自然頼みのところがあります。こうして出来たソバが「新ソバ」です。では、新ソバとはいつまでを言うのでしょうか。それは一二月末日まで、すなわち年内のことです。年を越せば普通のソバです。年越しの話しがでましたから「年越しソバ」のいわれを少し話します。これには各地に諸説があってそこからいろいろと伝わりました。 ・ソバの形状から、身代が細く長く延びるように長寿であるようにと。 ・年末にソバを食べると運が向く。 ・ソバが切れやすいことから、前年の災厄を切り捨てるために。 ・金箔を延ばす時そば粉を使うことから、金を伸ばすという縁起で始まった。などなど、そのいわれは定かではありません。それぞれの思いで年越しソバを食べてゲンをかつぎましょう。 次回は蕎麦屋のマナーについてお話します。
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ギャラリーのある喫茶店 ギャラリー風庵/カフェ&ギャラリー欅
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新シリーズ 失われしモノたち 「油紙・のぼり鯉」「柳行李」
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《小さな旅》シリーズ 里山ウォーク3
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あ・ら・か・る・と
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読者から
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編集室から
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